【保険豆知識】なぜ?高くなる?
2020.09.06
皆さま、こんにちは。
アリーナ平岡店 保険担当の大島です。
いつも当ブログにお付き合いいただきありがとうございます。
先日ご対応させていただいたお客様より「今まで自動車保険使ったことがないのに、今回の更新の時に高くなった・・・」と仰っていました。
そのお客様の保険証券を拝見させていただいたところ、等級が20等級で事故有係数0年の最大割引の状態でした。
本日は、ご自身が事故で保険を使った訳でもないのに、保険料が上がってしまう「なぜ?」に答えさせていただこうと思います。
【保険料が高くなる考えられる理由】
①「型式別料率クラス」の数字が増えている
「型式別料率クラス」とは、同じ型式の車ごとの事故実績が、毎年決定される料率クラスとして保険料に反映されてくる事です。
つまり、ご自身の乗られている車が全国で事故率が高いと、保険料が上がってしまう仕組みになっています。この料率クラスはほとんどの保険会社がこの「型式別料率クラス」を採用しています。
ただ、実はすべての車に適用されている訳ではなく、型式別料率クラスが採用されているのは、現段階では用途車種が「自家用普通乗用車」と「自家用小型乗用車」、「自家用軽四輪乗用車」の自動車です。
②ご高齢
何歳から・・・と言わずに、あえて「ご高齢」というアバウトな言い方をしましたが、実は保険会社によって何歳から保険料が上がり始めるか・・・という点については違いがあり、上がり幅にも違いがあります。
「記名被保険者年令別料率」という仕組みで、60歳から1年毎に保険料が上がる保険会社もあれば、70歳になると極端に保険料が上がる保険会社もあったり、そうでもない保険会社もあります。
ただ、70歳以上ではほとんどの保険会社で保険料アップの傾向にあるようです。
年令等で保険料は上がってしまうものの、ずっと同じ内容で継続されている方は、現在の生活スタイルには必要でない特約が付いている可能性もありますので、保険の内容を見直し無駄をなくす事が大切になってくるかもしれませんね。
【見直しのポイント】
①記名被保険者の見直し
元々は現在72歳のお父様の車だったが、最近は時々しか運転せず、40歳の同居のお子様が運転する頻度が高い場合。
にもかかわらず、ずっと昔の契約のままで、時々運転するお父様が記名被保険者になっているのであれば、お子様を記名被保険者に変更した方が保険料的には安くなります。
②運転者範囲の見直し
同居していたお子様が独立し別居となった場合や結婚を機に別居となった場合等は、運転者の範囲を見直すと良いかもしれません。
「本人限定」または「本人・配偶者限定」に変更することで保険料を安くすることができます。
③その他特約の見直し
保険会社では主な契約の基本補償をより充実させるために特約を用意し、各社特色を出しています。
特約をたくさんつけていると当然保険料も高くなります。現在の生活に必要な特約がついているのか、不要なものはついていないかを見直し本当に必要かどうかをご判断されると良いかと思います。
「自分は事故をしていないのに・・・」とご納得いかないところはあると思います。
ただ、近年はどうしても保険料が高くなる傾向にあります。
自動車保険の内容を定期的に見直し、ご自身の生活スタイルに合った形に変更しコストダウンを図る事は可能です。
そうした《内容を見直すきっかけ》と捉えていただけますと助かります。
もちろん、当店でもご相談を承る事が可能ですのでお気軽にお申し付けください!