【保険豆知識】もうひとつのバイク保険
2021.06.27
皆さま、こんにちは。
アリーナ平岡店の大島でございます。
いつも当ブログへアクセスいただきありがとうございます。
なかなか終わりが見えないコロナ禍・・・
皆さまの通勤や通学等の移動手段は?
様々な方法がありますが、昨年から引続き密を避けるために自動車やバイクの免許を取得する方が多くいらっしゃるようです。
以前のブログで『バイク保険って必要?』の中で二輪車の任意保険についてお話をさせていただきました。
実は、もう1つ自動車保険の特約として加入する『ファミリーバイク特約』という方法がありますので、今回はそのお話をさせていただこうと思います。
ファミリーバイク特約とは?
任意自動車保険に付帯することができる特約で、道路運送車両法で定める原動機付自転車(総排気量125cc以下の二輪車、総排気量50cc以下の三輪以上の車)に対して補償を受けることができます。
自動車保険の記名被保険者、記名被保険者の配偶者、記名被保険者または配偶者の同居の家族が補償対象となります。
補償内容は対人賠償、対物賠償に加え自分のケガに対する補償も付帯されます。
ただし、自分のケガに対する補償に関しては「人身傷害型」と「自損傷害型」という2種類に分かれている保険会社が多いです。
「人身傷害型」⇒単独事故、相手のある事故の両方で負った自分のケガが補償対象。
「自損傷害型」⇒単独事故で負った自分のケガのみ補償対象、相手がある事故は対象外です。
※補償対象となる原動機付自転車の代表例
125cc
50cc
50cc三輪
ではこの特約、どのような方に向いているのかメリットとデメリットを含めて見ていきたいと思います。
【メリット】
①保険を利用しても等級に影響しない
任意バイク保険では、自動車保険と同様に「等級」により保険料が算出されます。そのため保険を使用すると等級ダウン=保険料上昇となります。
一方、ファミリーバイク特約は保険を使用しても「ノーカウント事故」扱いとなるため、自動車保険自体の等級に影響を与えることはありません。
②利用が限定的だと保険料が割安
バイク保険は新規加入時に低い等級からスタートし保険料が割高になるため、3~4年間といった期間限定の利用であれば、ファミリーバイク特約はバイク保険よりもトータルの保険料を安く抑えることが可能です。
③バイク何台でも補償対象になる
1つの家庭で複数の原付バイクを所有している場合、全ての原付バイクに対して補償適用となります。
原付バイクを複数台所有しているご家族にとってはお得な保険です。
④借りたバイクも補償対象
他人名義の借りてきたバイクでトラブルが発生した場合も、条件を満たす場合は補償が適用されます。
⑤年齢制限無し
メインの自動車保険で年齢条件が「35歳以上」と設定されていても、もし同居の18歳のお子様が原付バイクを運転して事故を起こしても補償対象となります。
【デメリット】
①長期的に見ると割高
長期間無事故が続く場合は、等級制度がないため割高となります。
②ロードサービスが付帯していない場合が多い
保険会社によっては原付バイクについて補償対象外という場合があるため注意が必要です。
③単体では加入不可能
「特約」という性格のため、任意自動車保険のメインの契約に付帯という形での加入となります。
メリットとデメリットを踏まえた上で、どのような方に『ファミリーバイク特約』が向いているのでしょうか?
①一定期間(3~4年間くらい)しか乗らない方
②任意保険が割高になってしまう未成年や若年の方
③複数台原付バイクを所有している方
逆に向いていない方は・・・
①趣味等で長くバイクに乗る予定の方
②そもそも自動車を所有していない方
以上の方は等級制度が適用される任意保険の方が良いでしょう。
「ファミリーバイク特約」か「任意保険」かは、そのバイクの用途や使用期間によって変わってきますので、ご自身の生活スタイルによってご検討した方が良いですね。
もちろん当店でもご相談を承りますので、お気軽にどうぞ!!
スズキアリーナ平岡(TEL:011-883-4441)
担当:大島まで