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【保険豆知識】ノーカウント事故??

皆さま、こんにちは。

アリーナ平岡店の大島でございます。

いつも当ブログにお付き合いいただきありがとうございます。

 

先日ご対応させていただいたお客様より「ロードサービスを使ったら等級は下がるの?」とのご質問をいただきました。

 

答えは・・・「下がらない」です。

 

実は、自動車保険を使って保険金を受け取ったからといって、次の更新のときに必ず等級が下がって保険料が高くなるとは限りません。

 

そこで、本日は等級ダウンに影響しない「ノーカウント事故」についてお話したいと思います。

 

等級制度については、既に皆さまご存じだと思いますので詳細は割愛します。

 

改めて、「ノーカウント事故」とは自動車保険の補償対象となる事故で保険金を受け取ったとしても、等級が下がらない事故を指します。

自動車保険に関連する事故は以下3つに分類され、「ノーカウント事故」はその中の1つです。

上の表のように、相手に損害を与えたり、自分の自動車に傷がついたりして保険金を請求した場合以外は「ノーカウント事故」と判定されます。

自分や同乗の家族がケガをして、自動車保険のうち、人身傷害保険、ロードサービスや弁護士費用特約などの保険金を受け取っても「ノーカウント事故」と判定され、等級が落ちることはありません。

 

それでは、なぜ等級が落ちないのでしょうか?

 

その理由は・・・

自動車保険の主な目的が、他人に損害を与えてしまうリスクと自動車という重要な資産を事故で損壊させてしまうリスクをカバーすることにあるからです。

自分や家族、同乗者のケガ等に対する補償(人身傷害保険など)は、いわば自動車保険に傷害保険や医療保険などを付加したものと言え、自動車保険本来の目的とは違う補足的な補償のためです。

したがって、メインとなる補償で保険金を受け取ると等級がダウンし、それ以外は等級には関係しないという扱いになります。

 

一度自動車保険を使うと、翌年に保険料が何割も割増になってしまい簡単には使えないイメージを持たれているお客様が多い中、実は保険金を受け取ってもお咎めなしという仕組みも持っていますので「こんな時はどうなんだろう?」と疑問をお持ちの方はお気軽にご相談ください。